大重祭り2022久高島。
映画監督、大重潤一郎さんを偲び、彼の思いのバトンを繋ぐ祭りとして彼の同志で宗教学者の鎌田東二先生の呼びかけで沖縄の久高島と全国をzoomで結び開催されました。
大重監督は、
震災後の神戸で行われた「神戸からの祈り」
東大寺にて開催された「虹のまつり」の実行委員長であり、日本のドキュメンタリー映画の巨匠。
縄文の人々の見つめた映画「縄文」
アメリカ先住民の強制移住問題のドキュメント
「LONG WALK FOR BIGMOUNTAIN」
では、私も音楽を担当。
撮影の現場にも何度も同行させて頂きました。
監督が久高島を撮るきっかけともなった沖縄古層の研究者でありカメラマンの比嘉 康雄さんの遺言「原郷ニライカナイ比嘉康雄の魂」では整音を担当させて頂いた際は、久高への思いを熱く語ってくださった事をしっかり覚えています。
虹の祭りの現場では、私は制作と運営をまとめていたので監督の事務所に毎日のように通いました。
家が近く、桜ノ宮の河岸で何度も酒を酌み交わし、幼い娘や息子をとても可愛がってくださいました。
地球の命にまっすぐに向き合うその姿にいつも大きな感動と学びを頂いた大先達です。
神の島と言われる久高島を取り続け、三部作映画「久高オデッセイ」を完成させて天に召された監督。
彼の見つめた世界は、「自然と人の営みは太古から今にあり、縄文は今もここにあるんだよ」と優しく伝えてくださっていると感じます。
今日は監督の思いのバトン 引き継ぐ沢山の皆さんと共に有り難い一日を頂きました。
鎌田先生をはじめ、共演した天人JUN君、小嶋さちほさん、関係者の皆様
本当にありがとうございました。
岡野弘幹 拝